第34号(2019年秋号)

第34号(2019年秋号)

2019/10/11

 

ball 10月に入ったというのに、「暑い」と感じる日が続いていますね。暑い中、ラグビーのワールドカップが盛り上がっていますが、先日、たまたま花園ラグビー場の近くを通ることがありました。外から少しだけ見えたグラウンドでは、海外の選手たちが練習していました。日本がどこまで勝ち上がれるか、ちょっと楽しみにしています。

 それでは、『ひねの通信』第34号をご覧ください。

 

 

速くて便利!電子マネーを使い始めました

 

 コンビニで、おやつと水を手に、レジへ。

店員さん 「298円です」

私    「iDでお願いします」(iDはドコモの電子マネー)

カードを端末にかざして「チャラン♪チャラン♪」と音が鳴り、支払い完了。便利です。

 

 今までなら、財布の小銭入れの中をゴソゴソやって、100円玉2枚、50円玉1枚、10円玉1枚、2枚、3枚、4枚、5円玉1枚、1円玉が1枚、2枚・・・足りへんやん!じゃあ、5円玉か10円玉で、、、あああ、無いやん!結局100円玉3枚を店員さんに渡して、おつり2円を受け取って、支払い完了。と長い道のりでした。

 

 頭を使わなくなる点は良くないかもしれませんが、とにかく速くて便利!一度使うと元に戻れません。しかも、家計簿アプリと連携すれば、自動的に家計簿が作られていくので、家計簿を作る手間も不要になります。何にお金を使ったか、簡単に把握することができます。さらに、iDで支払った後には、ポイントがもらえ、後日、買い物に使えます。

 

 お店の立場になって考えてみると、店の現金が減れば、現金を紛失したり、盗難にあうリスクが減ります。万が一の場合でも損害額が小さくなります。現金の運搬の頻度を減らせるので、警備会社等に支払う費用が減ります。レジが早くなるので、今までより少ない人数でレジが可能になります。毎日の締め作業も楽になり、人件費が減ります。

 その代わり、決済会社に対して支払う費用が発生しますけど・・・

 

 技術革新により、これまで人がやっていた仕事が不要になり、効率化されていくのを感じます。最近、話題になっているハンコもそうです。私たち会計事務所の世界でも、以前はハンコが必要不可欠でした。ハンコのために何部も書類を印刷し、署名・押印という作業がありました。今の電子申告では、そのような手間は不要です。

 

 レジで店員さんと小銭をやりとりしたり、確定申告書に署名・押印したり、こういった手続きには、人と人とのコミュニケーションがあり、決して無駄なものではなく、そこに楽しさもあったと思います。

 

 しかし、社会が変化し、技術革新と人手不足のために、効率化がどんどん進んでいます。新しい技術を導入し、便利な生活を楽しみつつ、昔ながらのコミュニケーションも大切にできるように日々過ごせるといいな、と思う今日この頃です。

 

(次長 公認会計士・税理士 日根野 健)

 

 

いよいよ消費税率がアップしました

 

 前回、前々回と、消費税についてお伝えしてきました。いよいよ10月1日から消費税率がアップし軽減税率が始まりましたが、混乱などは起こっていませんでしょうか。

receipt

 

 10月1日より、右の例のように、8%対象のものと10%対象のものに区分された領収書が出ています。経費の入力等をされる場合は、消費税率をご確認くださいますようお願いいたします。10月1日をまたぐ期間の水道光熱費や一定の通信費など、経過措置で税率が8%になるものもありますので、請求書等の税率をよくご確認くださいますようお願いいたします。

 

 毎月同額を支払っているもの(士業報酬や経過措置の適用を受けない賃料など)につきましては、10月分以降は税率が10%になりますので、税込の支払い総額を今一度ご確認ください。

 

 また、キャッシュレス・ポイント還元事業の加盟店ですが、西日本での加盟が多いとのニュースが出ていましたね。加盟店の申請受付は2020年4月末までですので、これから参加を検討される方は、経済産業省のサイトなどをご確認ください。

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